あなたが入力されたディープラーニング発明の解説はありませんでしたが、下記の用語解説が参考になると思われます。
●AI関連特許 -AI Related Patents-−特許関係−
”AI関連特許”とは、AIのアーキテクチャに関する特許、AIを応用したシステムなどの特許をいう。近年、ディープラーニングによるニューラルネットワーク関連の特許として注目されている。以下では、ディープラーニングを中心に説明する。
AI関連特許は、以下の3つに分類することができる。
(1)AIコア特許
(2)AI応用特許
(3)AI実験特許
(1)AIコア特許は、AIのアーキテクチャ(内部構造)に関する特許である。たとえば、Google社の有するDrop Outの特許(米国特許9406017)や、Batch Normarizationの特許(日本特許6453477)などがこれに該当する。ニューラルネットワークの構造であったり、その学習手法などに関する特許である。
(2)AI応用特許は、AIを用いた装置やシステムなどの特許である。AIを利用したものであり、AIの内部処理よりも、どのような場面で、どのようなデータを与えて推論を行うようにしたかという点に特徴がある特許である。たとえば、AMAZON社の無人コンビニAMAZON GOなどの仕組みに関する特許(日本特許6463804)などがこれに該当する(なお、本特許は必ずしもAIを用いる場合に限定されていない)。実務的に最も注目されているのが、このAI応用特許である。AIを利用した特許であるから、AIをブラックボックスとして扱って権利が取得できるためであり、AIコア特許に比べると権利行使も比較的容易だからである
(3)AI実験特許は、AIによってシミュレーションを行って設計した製品についての特許である。シミュレーションにおいてAIを用いたというだけであり、通常の製品の特許と変わるところがない。なお、医薬品などの化学物質について、その効果を確かめるため、実験に代えてSAIによるシミュレーションで代用することはできない。
なお、AI特許の活用については、AI特許の取り方と活用を参照のこと。
AI応用発明の発明届出書の書き方については、発明届出書の書き方(AI応用発明)を参照のこと。
動画コンテンツ「AI特許ー特許事例と権利取得」も参照のこと。
AI発明の明細書の書き方については、動画コンテンツ「AI発明明細書−特許明細書の書き方」を参照ください。
(弁理士 古谷栄男)
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